【逆差別?】女性活躍のためには、ポジティブアクションは必要だと思う件

女性を積極的に採用すると逆差別につながるの?

まずはこちらの記事から。

女性割合を増やすために定期的にこのような取り組みをする企業が取り上げられるけど、今回は丸紅ということで。
そして、毎回のように出てくるのがこの意見。

そう、女性優遇の採用は男性に対する『逆差別』なんじゃないかという点。
本当に優秀な人材を取るべきであって、数合わせのために女性を採用したらその分落とされる優秀な男性に対しての差別だと…

で、人事部の私としては『差別でもなんでもポジティブアクション大いに結構!』の立場なので以下理由。

逆差別だと言われるポジティブアクションのその先に差別がなくなる

まず女性を優遇したら優秀な男性が落とされるって話。
いやいや、人事の人間としたら本当に優秀な人間ならそれは男性でも女性でも採りますよ、当たり前。
落とされる人間は所詮その程度の人間だってこと。
そもそも『何をもって優秀なの?』とか言い始めると長くなるので今日は割愛。

本事例は総合職採用比率を高めるということでしたが、ある一定数を採用しようとしたらそのほとんどはどこか採用面接官が妥協して採用しているレベルの人間。本当に優秀な人材だから100%の自信を持って最終面接にあげるケースなんてごく一部。
こちとらある程度は『えいっ、やっ!』で社長面接に持って行ってるわw
100%を求めてたら採用活動なんて永久に終わりません。
採用期限も決まってるし無理やり自分自身を納得させて面接結果出ししてますよ。
ましてや丸紅のケースは社会人経験が無い新卒なわけだし益々未知数な若造でしょ。

入社後、会社にとって使える人材か否か、どっちに転ぶかわからないようレベルの話であれば、女性採用数をある程度優遇したところで採用の質は変わらないよというのが持論。

組織で2:6:2の法則(2割は優秀、6割が普通、2割が良くない集団にわかれるってやつね)ってあるけど、どの会社の人事だって上位2割は土下座してでも採りに行きますよ。でもそのほとんどは採用面接のパフォーマンスでも学歴でも差が出ないような残り8割の話ですわ。その8割の中から堕落&見込み違いで下位2割に飲み込まれていく感じではありますが。

じゃあなんでそもそもポジティブアクション(今はアファーマティブアクションって言い方もするんだっけ???違いがよくわからん)を支持するのかというと…

優秀な女性に残ってもらいたいため!もしくはそのような女性を採用したいから!

これにつきます。
つまり、会社を良い方向に変革してくれるような優秀な女性がパフォーマンスを発揮するにはある程度その下地は必要だと。
男性優位の差別的構造の会社で更に数まで男性ばかりでは、そりゃ優秀な女性でも辞める確率高くなりますよ。

でも能力的に大したレベルじゃない女性従業員であったとしても、ある一定数の割合を占めていれば先の優秀な女性が能力を発揮できやすくなりますよ。

田中角栄の言葉、「政治は数であり、数は力、力は金だ」じゃ無いけど、数が一定数いれば社内政治に影響を及ぼすことができます。
高齢者が多い日本において、政府が選挙対策のために高齢者を優遇するような施策を打ち出すのと一緒。
女性が多ければ女性に向けた福利厚生であり、人事制度なりを実行せざるを得ない。
組合がある会社ならなおさら。
組合執行部だって女性が多ければそこから出てくる意見は無視できずに労使の場で声をあげてくるからね。
そうすれば頭の固い経営陣だってパフォーマンスだとしても女性に優しい方策を打たざるを得なくなるし。
その結果、優秀な女性社員が残って管理職となっていけば自ずと組織は変わります。
このような未来図を描くためにはチンタラやってたんでは追い付かず、ある程度ドラスティックにこのような採用方針を取らざるを得ないでしょう。
差別を無くすには差別をもって制す、毒を以て毒を制す的な考えは必要だと思いますよ。
差別を差別で解消する、、、なんてことは大っぴらには言えないでしょうが。
それで新たな分断が生まれるとかいう意見もありますが、100%の策なんて無いですよ。
ある程度の痛みは仕方なし。どこまで許容できるか、バランスの話。
なんてことを言ってる私も、会議体でも男性しかいないような男性偏重の会社に勤めているわけですが…
人事としてもポジティブアクションやりたいんだけどねえ…なかなか上を説得できる力がありません。
まあ、中小企業だと人財に余裕が無いから難しいっちゃー難しんだけどね、ライフイベントがある女性社員を採用するのは物理的に…どうしても目先の人事になりがちだし。
長期的展望の元、まだカバーしあえる人材豊富な大企業の方がやりやすいとは思いますよ。
以前、一部上場の某生命保険会社にいた時は生保レディ多数の職場で仕事をしておりましたが、やはり女性が多けりゃ、女性を意識した制度や対応になってましたからね、会社としても。
あれだけおばちゃんばっかりになりすぎると弊害はもちろん大いにあるんですけどねw
嫌いな同僚のネガティブ情報をお客さんに流しまくったり(うちに勤めているAさんは枕営業してるんですよ~とかね。まあ実際そうだったんだけどもw)。

話逸れましたがこの結果が出るのも数年後、数十年後だと思うから推移を見守りたいですね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です